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学校評価Evaluation

令和3年度 学校関係者評価結果

Ⅰ.各評価項目について

① 教育理念・目的・育成人材像

自己評価:A
  • 平成21年度に、それまでの教育方針3項目を、現在の「教育理念」と教育目標4項目に改訂した。学生や保護者には、機会あるごとに周知するとともに、講師会や授業打合せ等において外部講師に対しても教育理念、教育方針の説明を行い、共通理解を図った。
    基本方針(3つのポリシー)を更に明確にし、策定、公表を速やかに行う。
学校関係者評価
  • 良いと思う。(技)
  • 教育目標を明確にして周知することによって家庭、学校、外部(周りの支援者の方々)と連携が取りやすくなると思う。目標や課題などを細かく伝えていただいたので、学校の取り組みが良く理解できた。(衛)

② 学校運営

自己評価:A
  • 規程は歯科医師会とも重なっており整備されている。校務のスリム化、効率化を図るため、講師謝金支払システム、学生情報管理システムの構築に続き、出席簿等の学生管理についても紙ベースから電子化への移行準備を進めている。
  • 公益法人として予算を適正に執行し、財務状況についてはHPで公表を行っている。
学校関係者評価
  • 良いと思う。(技)
  • 管理、業務の効率化において、デジタル化は不可欠であると思う。(技)

③ 教育活動

自己評価:A
  • 技工士科では、国家試験全国統一、単位制への移行に伴い、カリキュラムを再整備した。衛生士科のカリキュラムについても、より学習効果が上がるよう毎年見直しを行っている。また「学びの充実」を目標に掲げ、学習自己評価等を実施し授業改善を図った。 
  • 課題の明確化と解決を図るため、保護者、学生、教職員アンケートを実施し、結果を機関誌「歯科専通信」に掲載するとともに、ホームページでも公表する。
  • オンライン教材等の充実を図りつつ、コロナ禍において対面授業と遠隔授業を併用しながらカリキュラムを計画的にこなした。
  • オミクロン株の急拡大により1月以降の臨床実習が行えず、代替の学習形態で対応した。
学校関係者評価
  • コロナの影響により仕方ないとは思うが、今後どうやって実習を増加出来るかを考えなければならないと思う。(技)
  • アンケート結果をもとに、学生の気持ちに応えた授業を進めてほしい。(技)
  • 学習においては、やはりオンラインだけでは限界がある。グループ分けによる少人数での対面学習を行うなどの工夫がさらに必要であろう。(技)
  • ハイブリッド形式の授業は学生の評価が高かったとの事であるが、今後も学生の意見や評価を取り入れ授業改善に取り組んでもらいたい。(衛)
  • 感染者がなかなか減少しない中、臨床実習の代替学習形態と言っても実際の替えにはならないので、感染防止対策を徹底して臨床実習は出来る限りできるとよい。(衛)
  • コロナ禍において、一方通行のオンライン授業ではなく学生の意見を取り入れた授業内容であったので、学力向上に直結していたように思う。特に、個々の学習スタイルに合わせられるハイブリッドは学生たちにとっても有難いものであったと思う。(衛)

④ 学修成果

自己評価:A
  • 技工士科では毎年国試合格率100%を達成している。今年度も模擬試験を繰り返すなどの強化を図り、例年のレベルに達した。衛生士科は、早期からの国試対策授業、学習遅進学生への個別指導や学生同士の相互指導等で弱点補強、意識強化を図り、全員の伸びが見られた。
  • 衛生士科において、就職活動における歯科医院面接前の見学を複数回可能としている。進路選択の幅が広がり、学生・保護者から好評な意見が寄せられた。
  • 会立学校として県内歯科医院、技工所を中心とした就職につながる進路指導を行っているが、今年度も県外へ就職、進学する学生が若干名いる。
学校関係者評価
  • コロナ禍で国試合格率100%はすばらしい。(技)
  • コロナ禍で臨床実習や対面授業が減っている中、就職活動もいいが、専攻科等への進学を勧め、卒後の就職支援まで協力するというのもあって良いのでは。(技)
  • 県内への就職につながる進路指導とはどういうことなのか、具体的に知りたい。(技)
  • 国家試験全員合格ありがとうございました。同じ目標に向かう学生同士の良い関係性を我が子を通じて感じることができた。(技)
  • 早期からの国試対策に取り組み、国試合格率の維持・向上への取り組みが図られた。(衛)
  • 就職活動における歯科医院見学が1人につき5医院までというのは適切であった。十分に医院の特徴を見ることができ、学生が自分の考えをまとめやすい数だったと思う。(衛)

⑤ 学習支援

自己評価:A
  • 保護者全員の保護者会への参加を呼びかけ、年々参加率が上がっている。今年度はコロナ禍のため、学生数の多い衛生士科1年生でZoomでのリモート保護者会を行った。
  • 学生の個別面談やカウンセリングなどを通じて、より丁寧できめ細かな指導に努めている。悩みの相談や教員の業務支援など、スクールカウンセラーの活用の幅は広い。
  • 昨年度より特待生制度を導入し、他の学生の模範となった者を表彰、後期実習費の減免、に加えて、特別賞を新設するなど制度の拡充を図った。
  • 社会人受け入れ、学びのサポート体制を充実させるため、教育訓練給付制度の講座指定を、技工士科(令和3年4月~)に加えて、衛生士科(令和4年4月~)で認定を受けることができた。
学校関係者評価
  • 時間外の早朝リモートでの国家試験対策は良かったと思う。(技)
  • 社会人受け入れはとても良いことだと思う。(技)
  • 教育訓練給付制度の講座指定認定を受けたことにより、社会人の入学増加を期待したい。また、様々な制度を導入し、学生の支援体制作りに取り組んでほしい。(衛)
  • 特待生制度は学力のレベルアップ・やる気につながるため今後も続けてほしい。(衛)
  • 社会人の受け入れは専門職へのモチベーションも強いので、他の学生にも良い影響を与えると思う。ぜひ教育訓練給付制度を活用してほしい。(衛)
  • 人として見習うべき年上の方(社会人)と共に学べるのはすばらしい事だと思う。教育訓練給付制度をぜひ広く周知してもらいたい。(衛)

⑥ 教育環境

自己評価:A
  • 衛生士科は見学実習、臨地臨床実習をカリキュラムに組み込み、技工士科は見学実習を中心に校外学習を積極的に取り入れているが、コロナ禍にあって時期変更やリモートでの見学に切り替えるなど影響を受けた。特に1月以降の急拡大により臨床実習が中止となった。
  • 国や県のコロナ感染症対策基本指針や感染症学校対応マニュアル等に従い予防の徹底を図った。ラッシュ時の通学を避け、前期は対面授業とオンライン授業を併用して実施した。
  • 様々な接種機会を活用し、学生・教員のほぼ全員がコロナワクチン2回接種を完了した。
  • 式典や学校行事等において、感染防止策を講じ、9月以降は縮小しながらも実施できるようになっていたが、1月以降再び制限せざるを得なくなり、卒業式も来賓、保護者の参加を見送った。
  • 防災関係では、春の防災避難訓練は密を避けるためオンラインでの講話中心となったが、11月には、地震や津波に備える「県民一斉シェイクアウト訓練」を実施した。
学校関係者評価
  • ・1月以降の感染者が急増し、しっかり感染予防対策に取り組んでいるにもかかわらず、臨床実習が中止になっているのは仕方ないことだが、学生が可哀想である。(技)
  • それぞれ適切な対応をとって頂いたと思う。(技)
  • 感染症対策の実施は本当に大変だと思う。学生一人ひとりの認識が大切であろう。(技)
  • 新型コロナウィルス感染症拡大状況に応じ、行事の縮小や授業形態の変更等、安全な環境作りへの対策が図られた。(衛)
  • 今の状況では、式典・行事の縮小や制限は仕方ない。今後も感染状況に合わせて対応せざるを得ないと思う。(衛)
  • 保護者としてはやはり最後の卒業式を近くで見守りたかったので残念ではあるが、ライブ配信など尽力していただき感謝している。(衛)

⑦ 学生募集と受入れ

自己評価:B
  • 高校訪問、高校内ガイダンス、会場形式進学相談会、体験学習等を積極的に活用して学生募集を行っているが、コロナの影響や前年度入試で不合格者を出した反動もあってか、オープンキャンパス参加者、推薦・一般入試受験者ともに昨年度より減少した。
  • 入試制度の見直しにより、指定校推薦合格者の入学金免除や、特待生制度の拡充など、学費支援の充実を図り、更なる受験生獲得につながる取り組みを行っている。
  • 学校パンフレット、募集要項を充実させ、見やすくよりアピール力のある内容に改訂した。
  • 次年度(令和4年度)には、新聞広告、電車広告等の従来型広報を縮小し、リスティング広告やSNS、YouTube等を媒体としたネット型広報活用を拡大する方針で準備を進めている。
学校関係者評価
  • ネット型広報の結果が知りたい。また、QRコードを付けてすぐスマホで検索できるようにすると良いのではないか。(技)
  • 企業とコラボして学校をアピールするのはどうだろうか?(技)
  • SNS等での広報を拡大することは非常にいいと思う。(技)
  • 従来の広報活動の利点も活かしつつ、新たにネット型広告を採り入れ、更なる学生募集強化に取り組んでほしい。(衛)
  • 予算の問題もあると思うが、電車広告等の従来型広告も広く学校の名前を知ってもらうためには必要ではないか。(衛)
  • 学生達の生の声をより多くの人たちに届けられれば、もっと関心を持ってもらえるのではないかと思う。(衛)

⑧ 財務

自己評価:A
  • 公益社団法人の会立校として定期的に専門的な監査を受けており、職業実践専門課程認定を機に、HP等で財務の一部を公表している。
  • 各科においては、備品の整備、教員の研修、広報等に効果的な予算運用を心がけている。
  • 今年度も全体予算が抑えられているが、各部門とも精査して収支のバランスを考えた予算を組み、適正な予算執行に努めている。
  • 次年度学生募集関連では、SNS, YouTubeなどのネット型広報の有用性を見据えた予算配分を行った。広報活動の新しいツールとして効果的な活用を目指している。
学校関係者評価
  • 良いと思う。(技)
  • いろいろなツールを活用し試してみて、最も効果的な広報活動を見出してほしい。(衛)

⑨ 法令等遵守

自己評価:A
  • 「学校評価」は7年目を迎え定着してきた。様々な取組みを行っているが、評価のための評価にならないよう内容を精選し、より実効性のあるものにしていきたい。
  • 特待生制度導入に伴う学則の変更を行い、内規、学生募集要項に詳細を明記した。
  • 一昨年の職業実践専門課程認定に続き、技工士科で教育訓練給付制度講座指定を受けた。
  • 衛生士科においても厚生労働省から令和4年4月に講座指定されるとの通知があった。
  • 県の指導調査(監査)において、教育活動は適正に遂行されているとの高評価を受けたが、1年生の在籍数が両科とも定員を超過しているとの指導があり、改善計画書を提出した。
学校関係者評価
  • 良いと思う。(技)
  • 自己評価にAが多いのが気になる。(技)
  • 学校経営、また中途退学者のことを考えて定員を超過したのだと思われるが、行き届いた教育のためには限度があると思う。改善計画書の内容も知りたい。(衛)

⑩ 社会貢献・地域貢献

自己評価:B
  • 歯科医師会行事、県行事等の多くがコロナ禍のため中止となり、学生の参加や社会貢献においてはその機会が大幅に制限されている。
  • 歯と口の健康週間行事は中止、歯みがき指導についてはリーフレット配布を行った。
  • 技工士科は地域清掃活動を毎年実施しており、今年度はコロナ禍のため時期4月から6月に変え、時間を短縮して実施した。
  • 各種の行事開催について、リモートでの実施等も検討しながら可能な限り復活を目指す。
学校関係者評価
  • 状況判断をしっかりして、行事等を実施できるように目指してほしい。(技)
  • コロナ禍でも可能な社会貢献はあると思うので、色々検討してみてはどうだろう。(技)
  • コロナ禍のため、行事等が中止となり貴重な体験が出来なかったのは残念であったが、感染状況を見極め徐々に復活させてほしい。(衛)
  • 対外的な行事にはぜひ参加してほしいが、コロナ禍では仕方ない。早く実施できることを願う。(衛)
  • 地域清掃活動は、戸外であることや少人数単位で行うなどすれば実施可能なのではと思う。ぜひ衛生士科も取り入れてほしい。(衛)

⑪ 総括

自己評価:B
  • 「学校評価」が定着し、少しずつ具体的な学校改善活動につながっている。
  • 「自己評価」は、数値目標を示した学校独自の評価項目を設定し、客観的な評価となるよう努めていたが、公表になじまない数値が多く含まれるなど見直しが必要なため、従来の専各連のモデル様式に戻した。内容の取捨選択を行い、より実効性のある項目に絞りたい。
  • 学生・保護者・教職員アンケートを始めて6年目となり、本校の課題が見えてきている。成果と課題を検証し、学校改善につなげたい。最終評価後、HPでも公表する予定である。
  • 今年度「学びの充実」を重点目標に位置付け、学習自己評価を行った。ほとんどの学生が前向きに学習・実習に取組み、「充実している」「やや充実している」と回答している。
  • 学校評価の実施にあたっては、全ての教職員に浸透し積極的に協力が得られているとは言えない状況で、改善に向けての仕組み、流れの構築が必要である。
学校関係者評価
  • 目標達成状況もよく、今後の課題、改善方策も見据えているので良いと思う。(技)
  • 今後も学生と教員両方の立場からの視点で改善活動を進めてほしい。(技)
  • 課題を1つずつでよいのでクリアしていってほしい。その積み重ねが魅力ある学校につながると思う。(技)
  • 今年度の課題解決に向けて、次年度も教職員全体で学校改善に取り組んでほしい。(衛)
  • 目の前の課題を見つけ小さなことからでも1つ1つクリアしようと試行錯誤してくれていることが伝わってきた。学生たちのためにこれからも良い学校であるために、取り組みを続けてほしいと願っている。(衛)

Ⅱ.学校評価他、本校の取組み全般について

学校関係者評価
  • 更なるアンケート結果の課題改善に向けてがんばってもらいたい。(技)
  • 歯科技工士、歯科衛生士ともにいろいろな進化をしていくと思う。1つ1つ対応していくのは大変だが、時代の波に乗り遅れないように頑張っていただきたい。卒業生の親としても周囲へのアピールをしていきたい。(技)
  • 教員の指導体制を充実させ、今後も教育活動の改善や向上に取り組んでほしい。(衛)
  • コロナ禍で実習が十分に行えていない状況のため、卒後のサポートもお願いしたい。(衛)
  • 時代の変化、コロナなど世の中の状況に対応して学校も授業形態も変化し改善していく必要があるので、大変だと思うが今後も学生のためによろしくお願いしたい。(衛)
  • 子どもが毎日笑顔で学校に通えたのは先生方のおかげであり、感謝したい。これから社会に出てつまずくことも多いと思うが、そんな時学校が帰ってこられる場所であってほしい。一人前になるまでもう少し心の先生であってほしい。一緒に見守ってほしい。