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学校評価Evaluation

令和3年度 自己評価報告書

2022年3月31日

1.教育理念、目的

教育理念 社会の進展に、柔軟に対応できる知識の習得と、技術の研鑽を重ね、それを生かす深い人間愛の醸成につとめ、歯科医療の発展に貢献できる医療人を育成します。
目的
  • 私たちは、患者さんに寄り添い、常に患者さんの立場になって物事を考えられる包容力を育てます。
  • 私たちは、医療に携わる者として、他の専門職と協力し、責務を果たすことができる人間力を育てます。
  • 私たちは、チーム医療・地域医療の担い手として、円滑な診療活動・保険予防活動に貢献できる社会性を育てます。
  • 私たちは、自ら学ぶ力を培い、患者さんの失われた機能を回復させるとともに、Q.O.L(生活の質)の向上に貢献できる創造性を育てます。

2.令和3年度の目標と計画

目標 (重点目標)
  • 「学び」の充実
  • 国家試験合格率の維持・向上
  • 学生募集活動の強化・入試制度の充実
  • 教育環境の整備・安全管理・危機管理
計画 (目標達成のための具体的事業計画、行動計画)
  • 教員相互の研修等により授業改善に努めるとともに、学生が自ら学ぶ姿勢を高める教育活動を推進する。
  • 国家試験合格率の100%を維持する。
  • オープンキャンパス、ガイダンス等広報活動を更に強化し、また、入試制度の充実を図り、「歯科技工士」・「歯科衛生士」への理解の深化及び志願者増に繋げる。
  • 教室、実習室等の設備環境を充実させるとともに、実習等における学生の安全確保に努め、また新型コロナウィルス感染症対策等危機管理体制の維持、強化を図る。

3.項目別評価全体(取組み状況・分析・改善方策等)

① 教育理念・目的・育成人材像

評価:A

1-1 教育理念・目的・育成人材像(以下「教育理念等」)は、定められていますか A
1-1-a 教職員に対して、教育理念等を明示し、周知徹底を図っていますか
1-1-b 学生・保護者に対して教育理念等を明示し周知するとともに、学校外に広く公表していますか
1-2 社会や関連業界のニーズを踏まえた将来構想を描いていますか A
1-2-a 中期的(3~5年程度)な視点で、学校の将来構想を描いていますか
1-2-b 地域社会や企業・関連業界等に対し意見を求めるなど、ニーズを掴んでいますか
評価結果
(総括)
  • 様々な会議やイベント等をとおして、学校内外へ教育理念等の周知が図れている。
取組状況と
その分析
  • 高校内ガイダンス、学校訪問、オープンキャンパス等を通して学校外へ教育理念等の公表が図れた。
  • 学生、保護者に対して、保護者会等機会あるごとに教育理念等の周知を行っている。
  • 新人教員への教育において教育理念等の周知徹底を図った。
  • 外部講師に対しては、授業打合せの機会を活用して教育方針等の周知および共通理解を図った。
今後の
改善方策等
  • ホームページ、学校パンフレット等の広報においてより具体的な育成人材像を明示していく。
  • 県内を中心に高校を訪問し、教育方針、育成人材像について高校進路担当教員等により深く理解していただく。
  • 本校における基本方針(3つのポリシー:ディプロマポリシー、カリキュラムポリシー、アドミッションポリシー)を明確にし、策定・公表を速やかに行う。

② 学校運営

評価:A

2-1 事業計画を作成し、執行していますか A
2-1-a 事業計画を作成し、それに伴う予算も組んでいますか
2-1-b 事業計画の執行状況を確認していますか、または確認する体制がありますか
2-2 業務の効率化を図っていますか A
2-2-a 情報システム化に取組むなど業務の効率化に努めていますか
2-2-b 教職員の分掌等のバランスを図り、業務分担の均一化、適性化に努めていますか
評価結果
(総括)
  • 歯科医師会立の学校として50年以上の歴史があり、規程等に則り、計画的に教育活動を展開している。
取組状況と
その分析
  • 学校運営側(歯科医師会役員)と学校教員との間で常に連絡を密にして取り組んだ。
今後の
改善方策等
  • 中長期計画を具体的に明示していく。
  • 現状に合っているか定期的に検討を行う必要がある。
  • 出席簿等の学生管理に関して、可能な限りデジタル化する方向で準備を進める。

③ 教育活動

評価:A

3-1 教育課程(カリキュラム)は、明文化されていますか A
3-1-a 教育課程(カリキュラム)は、明文化され事前に学生に開示されていますか
3-1-b 修業年限は2年以上で、総授業時数は1,700時間以上または総単位数が62単位以上ですか
3-2 授業改善のための取組みが行われていますか A
3-2-a 学生に対しアンケートを実施するなど授業評価を行っていますか、また卒業時に在学中の満足度について調査していますか
3-2-b 評価結果を教員にフィードバックするなど、その結果を授業改善に役立てていますか
3-2-c 関連分野の企業・団体等と連携し、授業科目等教育課程の編成・見直しを行い、また演習・実習等を行っていますか
3-3 成績評価等を適正に行っていますか A
3-3-a 判定会議を開くなど客観性、統一性が取れる体制を作っていますか
3-3-b 専攻分野に係る関連分野の企業・団体等と連携し、学生の学修成果の評価を行っていますか
3-4 資格・免許取得のためのカリキュラム、指導体制がありますか A
3-4-a 資格・免許取得のためのカリキュラムを組んでいますか
3-4-b 資格・免許取得のための指導体制がありますか
3-4-c カリキュラムや授業計画(シラバス)は文書化またはデータ化し、学生に配付していますか
3-5 教員の能力向上に向けた取組みを行っていますか B
3-5-a 香川県専各連合会主催研修会、企業や各種の団体等が主催する研修会等への参加を奨励・支援していますか
3-5-b 校内研修(OJT)を行っていますか
3-5-c 専攻分野に係る関連分野の企業・団体等と連携し、実務に関する研修や指導力の修得・向上のための研修等を教員の業務経験や能力、担当する授業や業務に応じて組織的・計画的に受講させていますか
3-5-d 教員の実務卓越性及び教育指導力向上のため、研修計画を立て組織的に実施していますか
3-6 地域と協力、連携した教育を行っていますか A
3-6-a 香川県内の企業、業界団体、自治体等と連携し、県内の人材を活用した授業等を行っていますか
3-6-b 香川県内の企業、医療機関等において、校外実習・インターンシップ等を実施していますか
評価結果
(総括)
  • コアカリキュラムや指導案を作成し、教員間で共有し学生対応を行った。
  • 資格取得のための体制を強化し取り組んだ。
  • 対面授業に加えて、web教材等を活用したリモート学習を併用し、カリキュラムをほぼ予定通りこなした。
  • オミクロン株の急拡大により、1月以降2年生の臨床実習が十分行えず、代替の学習形態となった。
取組状況と
その分析
  • 毎年最新の教授方法及び関連業界の動向に即した研修会に参加し教育内容に反映させている。
  • 昨年に比べリモートでの参加が増えたが、今年度もコロナ禍のため研修への参加が十分ではなかった。
  • 学生の学習自己評価を実施し、学習への取組み状況把握に努めている。
今後の
改善方策等
  • 毎年カリキュラムの検討を行い、更なる教育課程の充実を図る。
  • 個々の学生の学習状況に応じた指導を行う。
  • web教材等を活用した授業の充実を図り、リモートの利点を活かした学習環境を整える。

④ 学修成果

評価:A

4-1 資格・免許取得率の向上が図られていますか A
4-1-a 資格・免許取得率の目標設定をしていますか
4-1-b 取得率向上のための対策等を講じていますか
4-2 就職率の向上が図られていますか A
4-2-a 学生に就職に対する目標を立てさせていますか
4-2-b 学生の就職活動状況を把握し、指導・助言していますか
4-3 香川県内、関連業界への就職が図られていますか A
4-3-a 早期から、県内へ就職することの意義・メリット等について説明し、香川県内への就職率の向上は図られていますか
4-3-b 早期から、関連業界へ就職することの意義・メリット等について説明し、関連業界への就職率の向上は図られていますか
評価結果
(総括)
  • 関連企業への就職率 100 % 県内就職率 82 %
  • 国家試験合格に向けた国試対策を実施した。
  • 歯科医院、歯科技工所の見学を取り入れることで、学生の就職意識の向上を図った。
  • 就職活動において、多くの学生が歯科医院面接前の見学を複数回行った。
取組状況と
その分析
  • 国家試験対策ソフトの活用。遅進者対する個別指導および学生同士の相互学習(衛)
  • キャリアサポートと就職前セミナー開催(衛)
  • 個々に合った就職先を選定(技) 国家試験対策早朝課外(Web)の実施(技)
今後の
改善方策等
  • 国家試験合格者100%、希望就職者100%、希望進学者100%を目指す。
  • 個々の学生に合わせた、能動的に考えられる学習指導・支援、就職指導・支援の更なる充実を図る。
  • 会立学校として、県内歯科医院、技工所を中心とした就職につながる指導を行う。

⑤ 学習支援

評価:A

5-1 就職等進路に関する支援体制を整備し、教育・指導を行っていますか A
5-1-a 就職等に関する支援部署・相談部署(就職担当部門)を設置し、就職担当部門と担任教員との連携は図られていますか
5-1-b 企業等からの求人票をまとめ、求人情報を学生に公開していますか
5-1-c 就職説明会・就職相談会等を開催していますか、または人材関連企業等が主催する説明会等への参加を奨励していますか
5-2 学生相談に関する体制は整備されていますか A
5-2-a 入学時または定期的に、担任等が学生に対し個別面談・ヒアリングを行っていますか
5-2-b 学生から相談があったとき、迅速に、かつ、的確に対応できる体制がありますか
5-3 学生に対する経済的な支援体制は整備されていますか A
5-3-a 公的支援制度の利用について、学生・保護者に案内、情報提供していますか
5-3-b 学費の減免、特待生制度、学校独自の奨学金制度等はありますか
5-4 保護者・保証人(以下「保護者等」)との連携を図っていますか A
5-4-a 保護者会の開催等、保護者等とのコミュニケーションを図るとともに、学校の教育活動情報を伝えていますか
5-4-b 成績・素行不良の場合や、緊急時の保護者等との連絡体制を確保していますか
5-5 卒業生の動向を把握し、支援体制を整備していますか A
5-5-a 年度毎に調査・集計し、動向等を把握していますか
5-5-b 卒業年度だけでなく、卒業後一定期間後の勤務先等就業状況を調査・把握していますか
5-5-c 資格、検定等不合格者に対する対策を講じたり、再就職、キャリアアップについて、卒業後の相談に乗っていますか
評価結果
(総括)
  • 在校生、卒業生ともに一人ひとりを大切にした支援を心がけている。
  • 就職等進路選択に関し、全体に対しても個別にも支援体制を取っている。
  • スクールカウンセラーと連携をとりながら、継続的な相談・支援を行っている。
  • 技工士科に加えて衛生士科において教育訓練給付制度の講座指定の認定を受けた。(令和4年4月指定)
取組状況と
その分析
  • 個別面談の充実やスクールカウンセラーの導入など、個々に合わせた対応ができた。
  • 保護者へのタイムリーな情報提供および連携をより向上させる必要がある。
  • 特待生制度を導入し、他の学生の模範となった者を表彰、今年度より後期実習費減免等を実施。
今後の
改善方策等
  • 卒後の同窓会や研修会を開催し、キャリアサポートを充実させる。
  • 社会人の学びに対するサポート体制の充実
  • 保護者会参加率の更なる向上

⑥ 教育環境

評価:A

6-1 教育上、必要、かつ、十分な種類・数の施設・設備が整備されていますか A
6-1-a 施設・設備、教具等の種類・数量は関係法令に適合し、かつ、教育上十分に設置・配置されていますか
6-1-b 施設・設備の点検、補修・修繕等は定期的にまたは適宜行っていますか
6-2 校外の実習、インターンシップ、海外研修等(以下「校外実習等」)について、十分な教育体制を整備していますか A
6-2-a 校外実習等は、教育課程の中に組込み、成績評価基準を明確に決めていますか
6-2-b 校外実習等に関する実施要領・マニュアル等を作成し、学生・保護者等に周知していますか
6-3 防災・安全管理・危機管理に関する体制を整備し、対策を講じていますか A
6-3-a 防災計画や消防計画を所轄の消防署に届出て、必要に応じそれらの計画を変更していますか、また施設・設備の耐震化を図っていますか
6-3-b 学校独自で教職員・学生に対し防災研修・訓練・安全教育等を行っていますか
6-3-c 新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため、国や県の指針に基き、感染症対策の基本方針を策定するなど、危機管理体制を整備していますか
評価結果
(総括)
  • 施設・設備、教具等の管理を適正に実施し、防災等に関しての安全管理にも配慮している。
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、感染症対策の基本指針を策定し、感染防止に努めた。
  • 今年度の式典(入学式、戴帽式)は、規模を縮小して実施。
  • 本校生が濃厚接触者となるなど、感染が疑われる事案が発生したため、学生、教員ほぼ全員がPCR検査を受けた。
取組状況と
その分析
  • 施設・設備、教具等の管理や防災に関して、訓練の実施、管理者の配置を行った。
  • コロナ感染が落ち着いてきた9月以降は、対外的行事も規模を縮小しながら徐々に実施。
  • 研修旅行は両科とも日帰りで実施、体育祭も密を避けほぼ例年通りの内容で行った。
  • 1月以降オミクロン株の急拡大により、過半数の授業をリモートや課題学習で対応。
今後の
改善方策等
  • 施設・設備等の更なる充実を図る。
  • 医療を教える学校として、コロナウイルス感染者を出さないよう引き続き予防対策を徹底する。
  • 感染防止策を講じながら、コロナの収束状況に応じて可能な限り行事等を実施していく。

⑦ 学生募集と受入れ

評価:B

7-1 学生募集活動を積極的、かつ、効果的に行っていますか A
7-1-a 高等学校等直結する教育機関に対し、教育活動等の情報提供を行っていますか
7-1-b 体験入学・オープンキャンパス等を実施し、多くの人に教育内容・施設設備等の紹介を行うとともに、人員を配置するなど、入学に対する問い合わせ等に適切に対応できる体制を取っていますか
7-1-c 学生募集に際し、志願者の意欲や適性等を客観的に評価できるよう、入試制度の整備、選抜方法の工夫等を行っていますか
7-2 社会人入学生の獲得に向け、対策を講じていますか B
7-2-a 社会人の「学び直し」に対応し、子育てや女性の就業支援のための体制・教育を整えつつ、社会人を積極的に受入れていますか
7-2-b 教育訓練給付制度(一般教育訓練給付・専門実践教育訓練給付)の活用や給付型奨学金、授業料等減免など、学生への経済的支援を行っていますか
評価結果
(総括)
  • 校内外ガイダンスの多くが中止となったが、高校訪問等を実施しPR不足を補った。
  • コロナの影響で人の移動が制限される中、オープンキャンパス参加者は昨年より減少した。
  • 指定校推薦の導入などの入試制度改革2年目となり、昨年度ほど推薦での受験はなかった。
取組状況と
その分析
  • オープンキャンパスは、コロナ感染拡大に伴い、3回目(8月)をリモートで実施した。
  • 学校、職業紹介パンフレット、ポスター等の写真や表記の仕方をより見やすいように改善した。
  • 保護者・家族アンケートを実施し、調査データに基づいて今後の広報のあり方の見直しを行っている。
今後の
改善方策等
  • 教育訓練給付制度を利用できる体制づくり、修学資金支援制度、学費減免制度の拡大等
  • 従来の新聞広告、電車広告等に加えて、SNS(Youtube)等インターネットを活用したPRを取り入れる。
  • 高校と連携を図りながら新入試制度等の成果と課題を検証し、より質の高い学生の入学につなげる。
  • 両科の教育訓練給付講座指定認定を広くPRし、社会人の入学につなげる。

⑧ 財務

評価:A

8-1 学校及び設置者(法人)の収支、財政基盤は安定していますか A
8-1-a 出願者数、入学者数及び定員充足率の推移を把握していますか
8-1-b 収入と支出のバランスが取れていますか
8-2 予算は計画に従って適切に執行されていますか、またそれを確認していますか A
8-2-a 予算・収支計画は有効、かつ、妥当なものとなっていますか
8-2-b 予算執行にあたってチェック体制を整備するなど適切な会計処理を行っていますか
評価結果
(総括)
  • 担当理事と相談、調整しながら、収入と支出のバランスを取りつつ運用した。
  • 公益社団法人として、基金の有効な利用に努めた。
取組状況と
その分析
  • 適正な予算執行に努めた。
  • 一時落ち着いていたコロナウィルス感染が再び拡大する中、行事等の中止や縮小により予算執行が予定どおりに進んでいないものもあった。
今後の
改善方策等
  • 各科において、備品の整備、教員の研修等に効果的な予算運用を行う。
  • 次年度の広報関連予算が縮小される中、SNS、Youtube等のネット型広報など時代のニーズに合った配分への見直しを行っている。

⑨ 法令等の遵守

評価:A

9-1 個人情報に関する規程を整備し、個人情報に対する対応を取っていますか A
9-1-a 個人情報の取扱いについて、規程・方針を策定するとともに、教職員に対し周知し、意識づけができていますか
9-1-b リムーバブルメディア、ウェブサイト等からの情報漏洩防止策を講じていますか
9-2 自己評価を実施し、その結果を公表していますか A
9-2-a 自己評価を適正に実施・運用するためのルールが明文化され、実施のための組織体制を整備して定期的に取組んでいますか
9-2-b 自己評価結果を報告書にまとめ、ホームページに掲載するなど公表していますか
9-3 学校関係者評価を実施し、その結果を公表していますか A
9-3-a 学校関係者評価実施のための組織体制を整備していますか
9-3-b 設置課程・学科の関連業界等から委員を選出していますか
9-3-c 学校関係者評価結果を報告書にまとめ、ホームページに掲載するなど公表していますか
9-4 学校の教育情報について、積極的に公開していますか A
9-4-a 学校概要、教育内容、教職員の情報等を積極的に公開していますか
9-4-b 学科等の基本情報は、学校のホームページで公開するとともに、最新の情報に更新していますか
評価結果
(総括)
  • 諸規程、届は整備できているが、必要に応じて順次改訂や追加を行った。
  • ホームページ等を利用し教育情報や学校評価を公表した。
取組状況と
その分析
  • 医務国保課、総務学事課の指導の下に遅延なく届出を実施している。
  • 特待生制度導入等で学則の変更を行い、 内規、 学生募集要項に詳細を明記した。
  • 12月に県医務国保課の指導調査(監査)を受け、「帳簿や書類等の整備、教育活動への取組状況等は問題なく適正に遂行されている」との評価を得た。
今後の
改善方策等
  • 学校評価の取組み7年目となり、更なる正確な規程と、運用に心がけたい。
  • 本校における基本方針(3つのポリシー)の策定・公表を速やかに行う。
  • 県の指導調査において、1年生の在籍者数が、両科とも学則に定める1学級あたりの定員を超過しているとの指導があり、文書で改善計画書を提出した。

⑩ 社会貢献・地域貢献

評価:B

10-1 学校の教育資源や施設を利用した社会貢献・地域貢献を行っていますか B
10-1-a 地域や関連業界が開催する公開講座・教育訓練(公共職業訓練等を含む)等を積極的に受託していますか
10-1-b 地域、関連業界、同窓会等が研修会・研究会等を開催する際、学校施設・設備等を開放していますか
10-2 学生のボランティア活動や地域との交流を奨励・支援していますか B
10-2-a 学生のボランティア活動を奨励・支援していますか
10-2-b 学生が地域で開催される行事・イベント等に参加したり、近隣の清掃を行うなど、地域住民との交流や、地域に貢献できる活動をしていますか
10-2-c 地域の企業、業界団体、自治体等と連携した事業等(分野により研究・開発)を行っていますか
評価結果
(総括)
  • 地域や関連業界が開催する公開講座・教育訓練等はコロナ禍のため中止となる場合が多かった。
  • 例年春実施の地域清掃活動は、コロナの状況に合わせ、時期を4月から6月に変更して実施した。(技)
  • 小学校歯磨き指導は、昨年に続き各学校での直接指導を行わず、替わりにリーフレット配布を行った。(衛)
取組状況と
その分析
  • 各種研修に施設・設備等を開放する機会は依然として少なく、オンラインでの開催が主となった。
  • 歯と口の健康週間行事、ボランティア活動等をとおして学生が地域との交流を深める機会はコロナ感染状況が安定せず、感染拡大前と比較して依然少なかった。
今後の
改善方策等
  • 各種の行事等は新型コロナウィルスの感染状況に左右されるが、可能な限り対面形式での復活を目指しつつ、リモート形式でも実施可能でより効果的な方法を検討する。

⑪ 総括

評価:B

11-1 学校評価の実施について評価してください B
11-1-a 学校評価の目的(何のために学校評価をするか)が、全ての教職員に浸透していましたか
11-1-b 学校評価を積極的に実施できましたか(受動的になったり、義務感でやっていませんでしたか)
11-1-c 評価に向けての体制を構築し、担当責任者・担当者を明確に決めて、学校評価の準備から実施、また公表に至るまで、教職員が協力して行えましたか
11-1-d 評価結果を踏まえ、改善に向けての仕組み・流れを構築し、それをみんなで共有できましたか
評価結果
(総括)
  • 学校評価7年目で、自己評価結果、学校関係者評価をHPで毎年公表している。
  • 学校評価アンケート(保護者、学生、教職員対象)を実施した。
取組状況と
その分析
  • 自己評価委員会、学校関係者評価委員会を開催している。
  • 学校評価アンケート結果を、機関誌「歯科専通信」に掲載し、HPでも公表した。
今後の
改善方策等
  • 個々の目標設定や、有効な評価材料、会合を開いて十分な討議を実施する体制がまだ不十分である。
  • 評価で見えてきた課題の絞り込みを行い、改善につなげていくことが重要である。
  • 評価のための評価にならないように、取捨選択しながら、より実効性のある評価項目に絞って実施する。

4.自己評価結果(総括)

評価:A

目標達成状況 ○学びの充実
  • 学習自己評価を実施し、学生の学びの実態把握に努めた。
  • コロナ禍を機に取組んでいるオンラインによるweb教材開発を進め、対面及びリモートを併用しながら計画に添ってカリキュラムをこなした。
  • 臨床実習はコロナ拡大期に期間短縮、代替学習等で対応した。
○国家試験合格率の維持・向上
  • 早期からの国試対策を実施した。
  • 全国模試・校内模試の実施などを通して、実践力強化に努めた。
  • 早期からの対策に加えて、個別指導や相互学習、早朝Web課外等により、国試に向けての弱点補強、意識強化を図った。
○学生募集活動の強化・入試制度の充実
  • コロナによる行事等の制限がある中、オープンキャンパスを一部オンラインで実施するなど、状況に応じた対応を行った。
  • 広報活動の在り方を検討する資料として活用するため、保護者・家族アンケ―トを実施した。
○教育環境の整備・安全管理・危機管理
  • スクールカウンセラーを有効に活用できた。
  • コロナ関連の施設設備については、優先的に整備を進めた。
  • 医療従事者、職域接種、地域接種等を活用して学生・教員のほぼ全員がコロナワクチン2回接種を完了、PCR検査により陰性を確認した。
今後の課題・改善方策
  • 学校評価導入6年目で、各種アンケートや外部評価等様々な試みを行っているが、内容の取捨選択を行い、実効性のあるものに絞っていきたい。
  • 遠隔授業等に対応できる教授法、教材をさらに開拓していきたい。
  • 国家試験合格100%、就職率100%を達成、維持できるよう早期から学生の意識を高める工夫を行い、しっかり指導、支援したい。
  • 従来型の手法も有効に活用しながら、SNSの活用等、時代のニーズに合った新しい学生募集の在り方を検討していきたい。
  • 学生募集では、歯科医療の魅力や本校の特色を広く社会に知っていただけるよう、あらゆる機会を捉えてPRしていきたい。
  • 教育訓練給付制度を活用して、社会人の入学を増やしたい。
  • 新しい入試制度を導入して2年目、これまでの検証を行い、次年度以降を見据え更に制度の充実を図りたい。
  • 授業料減免、修学支援新制度等の整備、活用を推進し、学生に対する経済的な支援体制を更に整える必要がある。
  • 医療を教える学校として、今後もコロナウイルス感染者を出さないよう予防対策を徹底するとともに、可能な限り通常の教育活動を行っていけるよう体制を整えていきたい。