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学校評価Evaluation

令和6年度 学校関係者評価結果

Ⅰ.各評価項目について

① 教育理念・目的・育成人材像

自己評価:A
  • 「人間愛・研鑽・社会貢献」の実践を目標に、現在の「教育理念」と4つの教育目標を掲げ、学生や保護者には、機会あるごとに周知するとともに、講師会や授業打合せ等において外部講師に対しても教育理念、教育方針の説明を行い、共通理解を図っている。
    基本方針(3つのポリシー)を更に明確にし、策定、公表に向け準備を進めている
学校関係者評価
  • HPやパンフレットにしっかり教育理念や教育目標が掲載されているので良いと思う。(衛)
  • 教育目標等は常に意識することが大切なので、機会あるごとに周知してください。(衛)
  • 良いと思う。(技)

② 学校運営

自己評価:A
  • 規程は歯科医師会とも重なっており整備されている。校務のスリム化、効率化を図るため、講師謝金支払システム、学生情報管理システムの構築に続き、出席簿等の学生管理についても電子化を行った。歯科医師会の規程に則り、公益法人として予算も適正に執行している。財務状況についてはHPで公表を行っているが、評価委員からどこにあるかわからなかったという意見があった。(高等教育無償化・職業実践専門課程認定に係る公表資料)
学校関係者評価
  • 出席簿等の学生管理の電子化はいいと思うが、実習時の入室・退室を行う際に、ソフトが重くて動かないと聞いているので、スムーズにできるようになればいいと思う。(衛)
  • 規程が整備され、業務の効率化にも取組み、適切な学校運営ができている。(衛)
  • 電子化が進み、効率化が図られている。(技)
  • 財務状況はHPから確認しやすくなった。(技)

③ 教育活動

自己評価:A
  • 技工士科では、国家試験全国統一、単位制への移行に伴い、カリキュラムを再整備した。衛生士科のカリキュラムについても、より学習効果が上がるよう毎年見直しを行っている。また「学びの充実」を目標に掲げ、学習自己評価等を実施し授業改善を図っている。
  • 課題の明確化と解決を図るため、保護者、学生、教職員アンケートを実施し、結果を機関誌「歯科専通信」に掲載するとともに、ホームページでも公表している。
  • アンケート方法を紙からQRコード読み取りとしたため、教員による集計作業は必要なくなったが、回答者数は減少した。
学校関係者評価
  • アンケートもペーパーレスで実施されるなど工夫されている。また、アンケート結果もHPに公表されていていいと思う。(衛)
  • すべては無理だと思うが、アンケートは保護者が学校に来ているその場で回答し、数分で回答できるくらいの項目にすると回答者数が増えるのではないか。(衛)
  • アンケートの回答数が減少したのであれば、回答を必須にしてはどうか。(衛)
  • 歯科衛生士を取り巻く動向を読み取ったカリキュラムの検討は、卒後にも役立つのでいいと思う。(衛)
  • 国家試験対策も充実しており、県外外来講師科目の対面授業も回復してよかった。(技)
  • 保護者、学生、教職員アンケートで、三社の温度差が少しあるように感じた。(技)
  • アンケートをQRコード読み取りにしたのは、教員の負担が軽減されてよいと思う。(技)

④ 学修成果

自己評価:A
  • 国家試験合格100%、就職率100%を達成、維持できるよう、早期から学生の意識を高める工夫を行い、しっかり指導、支援していく。技工士科では、過去問を中心に国試に特化した対策を取り入れ、毎年合格率100%を達成している。また、衛生士科では、早期からの国試対策ソフト(モノグサ)の活用により、学習の遅れている学生への個別指導や学生同士の相互指導等で強化を図っている。
  • 衛生士科において、就職活動における歯科医院面接前の見学を複数回可能としている。進路選択の幅が広がり、学生・保護者から好評な意見が寄せられている。
  • 会立学校として県内歯科医院、技工所を中心とした就職につながる進路指導を行っているが、今年度も県外への就職、進学を希望する者が一定数いる。
学校関係者評価
  • モノグサの活用はいいと思うが、毎日同じ問題だとパターンや答えを覚えてしまい、できた気になり、本当に内容までわかっているか心配になる。(衛)
  • 就活時に複数回見学に行けるのはいいと思う。(衛)
  • 学生への個別指導や相互指導は学習成果が上がるので、今後も継続してほしい。(衛)
  • 早期から国家試験対策や学生個々の学習効果を高める工夫等、先生方の熱心な活動が認められる。(衛)
  • 就職活動において、複数の歯科医院見学は就職への視野が広がるのでいいと思う。(衛)
  • 国家試験の難易度が年々上がっているので、早期から学生の意識を高めて、指導・支援をお願いしたい。(技)
  • 今年も合格率、就職率100%を達成できてよかった。(技)
  • 技工士科も国家試験対策ソフトを活用できれば、学習の効率化を図れて実習時間を多く取り入れられるのではないか。(技)

⑤ 学習支援

自己評価:A
  • 保護者全員の保護者会への参加を呼びかけ、年々参加率が上がっている。
  • 学生の個別面談やカウンセリングなどを通じて、より丁寧できめ細かな指導に努めている。近年、悩みを抱える学生が多く、スクールカウンセラーとのカウンセリングの回数は増加している。両科ともメンタル面での休学者がいる。
  • ハラスメント防止に関する内規を整備し、ハラスメント相談員の配置を行っている。
  • 昨年度より特待生制度を導入し、他の学生の模範となった者を表彰、後期実習費の減免を行ったが、保護者から選考基準が分かりづらいと指摘を受けた。特待生制度の趣旨を、学生・保護者にしっかりと説明する。
  • 社会人受け入れ及び学びのサポート体制を充実させるため、技工士科・衛生士科ともに教育訓練給付制度の講座指定を受けた。現在、衛生士科8名、技工士科1名が給付を受けている。今年度10月には昨年の技工士科に続き、衛生士科の再指定の申請を行った。
学校関係者評価
  • 今の時代、ハラスメント相談員がすぐ近くにいるのは安心だ。(衛)
  • 特待生制度は続けてほしいが、頑張っている学生がやる気をなくすような事にならないように、内容や基準を明確にしてほしい。(衛)
  • 特待生制度は学習へのモチベーション向上のため、趣旨を明確にしてください。(衛)
  • スクールカウンセラー等を配置し、学生への心理面のサポート体制への充実が図られている。(衛)
  • 教育訓練給付制度の活用で入学者が増加しているので、学生募集に繋げてください。(技)
  • オープンキャンパスなどで奨学金制度をもっとアピールしてほしい。(技)
  • 新卒者が減少してきているので、社会人受け入れ体制の充実はますます大事になってくる。(技)

⑥ 教育環境

自己評価:A
  • 衛生士科は見学実習、臨地臨床実習をカリキュラムに組み込み、技工士科は見学実習を中心に校外学習を積極的に取り入れ、コロナ前の状態に戻りつつある。
  • 入学式は5年ぶりに来賓を招待して実施したが、保護者については入学生1名につき2名とした。
  • 戴帽式の保護者は、学生数が少ないこともあり制限を設けなかった。
  • ハラスメント相談員の配置を行っているが、今年度も相談者はおらず、健全な教育環境である。
  • 技工士科は、台湾から交流学生が来校したことが新しい刺激になった。
学校関係者評価
  • 入学式に参加できなかったので、戴帽式に保護者が参加できてよかった。(衛)
  • 見学実習や臨地臨床実習がカリキュラムに組み込まれているのは、現場での雰囲気や状況などを体験できてすごくいいと思う。(衛)
  • ハラスメント相談員への相談が無かったことはいいことで、学校生活の安心感に繋がると思う。(衛)
  • 校外学習は学生にとって貴重な喜びの場なので、今後も積極的に取り入れてもらいたい。(衛)
  • 台湾から交流学生が来て新しい刺激になったと思います。今後も続けてほしい。(技)
  • 見学実習の時間が少ないと感じた。(技)
  • 技工士科の見学実習において、あらかじめ学生にもっと目的意識を持たせておいてほしい。(技)

⑦ 学生募集と受入れ

自己評価:B
  • 高校訪問、高校内ガイダンス、会場形式進学相談会、体験学習等を積極的に活用して学生募集を行っている。高校内ガイダンスでは、タブレットを使用し、より分かりやすく説明することにした。
  • 今年はオープンキャンパス参加者が昨年より多くなった。両科を合わせた定員充足率は80%以上となったが、結果的には衛生士科、技工士科ともに定員割れであった。
  • 技工士科は人材確保対策事業を通じて歯科技工士の仕事の認知度を上げ、歯科技工士の確保を目指す。また、現在は高校生対象のマウスガード作成を行っているが、小学生や中学生に向けた取り組みも必要である。
  • 入試制度の見直しにより、技工士科も指定校推薦入試を導入し、3名の受験があった。
  • 教育訓練給付制度を活用し、社会人からの受験増加を図りたい。
  • 少子化に加え、高校3年生の県外流失が多く、県内の大学、短期大学、専門学校は厳しい状況が続いている。県としても対策を講じているが効果は上がっていない。
学校関係者評価
  • 授業料等の減免、給付型奨学金、教育訓練給付制度など活用できる制度が複数あるのはいいと思います。(衛)
  • 高校訪問はその学校の卒業生を参加させ、説明してもらった方がよいのでは。年の近い先輩の言葉の方が高校生たちには届く気がします。(衛)
  • 指定校推薦入試は、確実な学生確保になる。(衛)
  • 高校訪問や高校内ガイダンス等を積極的に行い、学生募集の強化が図られている。(衛)
  • 指定校推薦や高知県からの高校生、教育訓練給付制度を活用し、入学生も増加している。また、1月のミニオープンキャンパスも良い結果が出ているので継続してよいと思います。(技)
  • 先生方が、ガイダンス等の広報活動を頑張っているので、学生増加を期待したい。(技)
  • オープンキャンパスの参加人数と入学者は比例しているので、オープンキャンパスの内容もどんどんレベルアップが必要である。(技)

⑧ 財務

自己評価:A
  • 公益社団法人の会立校として定期的に専門的な監査を受けており、職業実践専門課程認定を機に、HP等で財務の一部を公表している。
  • 各科においては、備品の整備、教員の研修、広報等に効果的な予算運用を心がけている。
  • 今年度も全体予算が抑えられているが、各部門とも精査して収支のバランスを考えた予算を組み、適正な予算執行に努めている。
学校関係者評価
  • 財務状況はHPにも公表されていていいと思いますが、「公表資料」というところから入らないといけないので不親切に思う。(衛)
  • 財政が厳しい中、計画的かつ効果的な予算運用に努め、適切な学校運営ができている。(衛)
  • HPで財務状況が公表されており、明確でいいと思います。(技)

⑨ 法令等遵守

自己評価:A
  • 「学校評価」は10年目を迎え定着してきた。様々な取組みを行っているが、評価のための評価にならないよう内容を精選し、より実効性のあるものにしていきたい。
  • 医務国保課から衛生士科1年生について入学定員を超過していると指摘を受けた。
  • 教育訓練給付制度は昨年の技工士科に続き、衛生士科も再指定の申請を行い、厚労省の承認を得た。(2月)
学校関係者評価
  • 指摘を受けたことなどマイナス面もきちんと公表することはすごくいいと思いますが、社会的ルールを守ることは教育機関としてより重要です。(衛)
  • 教育訓練給付制度をアピールして、社会人の募集強化に繋げてほしい。(衛)
  • 法令に従って学校の情報を積極的に公表し、教育の向上に努めている。(衛)

⑩ 社会貢献・地域貢献

自己評価:A
  • 今年度は歯科医師会行事、県行事等も感染予防対策を取り開催した。
  • 歯と口の健康週間行事も、通常通り開催できた。
  • 技工士科の地域清掃活動も実施した。
学校関係者評価
  • 歯と口の健康週間行事で、自分の住んでいる地域でないところに行き、たくさんの親子と触れ合えたり、高校時代の先生が子供と一緒に来てくれて思わぬ再会があったりと、貴重な体験ができたと思う。(衛)
  • 社会貢献は本校の教育理念であり、学生時代の貴重な経験になる。(衛)
  • 社会貢献やボランティア活動は学生にとって貴重な体験になるので、積極的に取り組んでほしい。(技)
  • 今後も地域活動は積極的に参加してほしい。(技)
  • 健康週間行事が技工士の認知度向上に繋がればいいと思う。(技)

⑪ 総括

自己評価:A
  • 「学校評価」が定着し、少しずつ具体的な学校改善活動につながっている。
  • 「自己評価」は、数値目標を示した学校独自の評価項目を設定し、客観的な評価となるよう昨年度から、従来の専各連のモデル様式に戻した。
  • 学生・保護者・教職員アンケートを始めて10年目となり、本校の成果が見えてきている。成果と課題を検証し、学校改善につなげたい。最終評価後、HPでも公表している。
  • 今年度も「学びの充実」を重点目標に位置付け、学習自己評価を行った。例年通りほとんどの学生が前向きに学習・実習に取組み、「充実している」「やや充実している」と回答しており、特に前期評価では「充実している」が増加した。
  • 学校評価については、高等教育無償化及び職業実践専門課程認定の要件となっているが、認定のために行うのではなく、学校をより良くするため、実効性のある評価項目に絞って実施する。
学校関係者評価
  • 学校を良くしようという思いが感じられました。(衛)
  • 学校評価は時代、世代の変化に伴い常にアップデートしていくためにも重要と感じる。そのためにも、アンケートにより具体的な意見をもっと聞いてほしい。(衛)
  • 学校評価の結果に基づき、適切な学校改善が行われているので、今後も継続をしていただきたい。(衛)
  • 目標を明確にし、それに向かって取り組みも行い、更に新しいことも充実していて素晴らしいと思います。(技)
  • 今後もアンケートなどを通して学校改善してほしい。(技)

Ⅱ.学校評価他、本校の取組み全般について

学校関係者評価
  • 国家試験合格に向けての取組みはしっかり対策されていると思います。(衛)
  • 学生のやる気を引き出すのは大変だと思いますが、合格率100%を達成できるよう頑張ってください。(衛)
  • 第1回の評価委員会で言ったことを、今回の委員会までに理事の方に話をしていただき、より分かりやすく前向きに努めてくれるそのスピーディーな対応に驚きと感謝でいっぱいです。(衛)
  • 常に評価委員の意見を反映して学校改善をはかっていただいていることに感謝します。(衛)
  • 学校運営も厳しい時代になってきていますが、教育方法の見直しや国家試験対策強化、広報活動の充実を図るなど、先生方が熱心に取り組んでいるのがよく分かります。これからも、学校運営の改善や発展を目指す取り組みをお願いします。(衛)
  • 学生、保護者、教職員の意見や要望を大切にし、これからも素晴らしい学校運営を期待しています。(技)
  • 先生方が学生に対して親身に立って対応してくださり、感謝しています。(技)
  • オープンキャンパスでの配布物を、クオカードなどにすると参加人数が増えるように思います。他の学校はやっているようです。(技)
  • 今後ますます学生のレベル差が大きくなるように思います。(技)